中古住宅をリノベーションで再生

住宅事情について、先般のテレビや新聞などの報道では、東京都内の主要な地域では相変わらずのマンションブームであると伝えられています。

特に都内の一等地などの高層マンションでは、一住宅当たりがマンションならずとも億ションともいわれていて、オリンピックがはじけた後でも相変らずのマンションブームが引き続いているとされています。


ところが一方の住宅事情としては特に21世紀に入ってからは、特に空き家の数は増える一方で、役所の広報からでも空き家住宅が増えつつあって、其れも毎年過去最高の数字を更新しているとされているようです。

勿論、空き家が増えている要因は少子化や高齢化による人口減少により住む人がいなくなることといわれています。


このような住宅事情や住環境の変化を、元の家主や不動産関連会社がなんとか売買に繋げようと懸命に努力している姿が、空き家を何とか工夫して再生しようと試みているのが、所謂、リフォームやリノベーションといわれるものです。 


空き家や中古住宅の大きなメリットは何といっても価格的に安いことですが、尚、リフォームやリノベーションを施しても新築住宅に比べて購入価格を低く抑えることができることでしょう

また、空き家の場合は単に修理や修繕、其れに新しい設備を目的としたリフォームだけではなく、より魅力的な空間に生まれ変わらせるリノベーションという方式が、広く世間に周知されるようになったのも、空き家や中古住宅が少しでも見直されている要因のひとつでしょう。


このように近年ではリフォームという言葉も去ることながら、其れに代わってリノベーションという言語も多く聞こえるようになりました。

リフォームというと一般的には家の中の各部分を改善とか改装することが主な目的になりますが、リノベーションは空間部分を全く造り替えてしまい、特に内部は新築同様の模様かえの空間を造ってしまう状況を言うようです。

建築業界としても、所謂、業界内ではリフォーム専門会社というのはありますけど、近い将来については昨今の空き家事情等によってはリノベーション専門会社というのが出来るかもしれませんし、現にこのような会社もボチボチ存在してきているようです。

又、リノベーションというのは一種の創造的、独創的な意匠や思考も大事な要素であり、特にこの業界では新しい業種としてリフォームを含めて柔軟な思考を持っている若者たちの人材を欲っしてもいるようです。